サンプラザ薬局の経営スタイルをお聞かせください。
地域密着を基本として医薬連携を念頭に置き、薬局が必要と考えられる場所に出店し、薬局運営を行ってきました。病院が新しく開院するから出店するという単なる利益主義ではなく、薬剤師の観点から本当に必要な地域、場所への出店を検討し、40年間薬局運営という形で地域貢献を果たしてきました。
入社してから基礎を身につけるまでの研修制度についてお聞かせください。
入社後、まずは1週間の新人研修を行い、半年後には同じメンバーによるフォローアップ研修が行われます。そして社内勉強会をはじめ、入社3年目までの方は他会社の薬剤師も参加する「薬剤師あゆみの会」の研修に参加しています。この研修は、様々な情報交換と刺激を受けることで、視野が狭くなりがちな自局の世界を抜け出して、新たな観点で仕事に臨み、業務にフィードバック出来ることが期待されています。参加者から毎回好評を得ている研修です。
スキルアップのためにどのような制度がありますか。
入社3年目までの方は薬剤師としての基礎を学んでいただく期間と考えていますが、それ以降は個々人の特性に合った委員会に所属してもらい、大いに活躍してもらっています。たとえば、お薬手帳持参の促進活動や、OTC医薬品のプロモーション、それを活かした患者さんへのセルフメディケーションのご案内、さらに、薬局内での健康フェアの企画や社内勉強会の内容企画など、実に多岐に渡ります。これらは全て現場の4年目以降の薬剤師が、自主的に企画、運営しています。こういったところにもサンプラザ薬局の現場主義という理念がしっかり根付いていると思います。
また、学校で講演をする機会があれば、調剤業務以外の活動を希望する方を募って講演を行ってもらうなど、他の会社ではなかなか体験できない活動もたくさん用意しています。
また、海外研修も用意しています。過去には医薬分業が発祥したドイツへ行き、薬局薬剤師の存在意義など根本的な内容から改めて学ぶことができ、日本国内では決して経験できない貴重な体験が出来ます。また、海外の友人が出来て新たな人脈が生まれるなど、あらゆる面で今後の人生のプラスになるかと思います。
“自己成長”をとても大切にされていますね。
サンプラザ薬局は、自分がなりたい薬剤師を目指せる薬局です。三者三様、目指す目標はさまざまですが、薬剤師としてのスキルアップを図りたい、管理者として必要なスキルを身につけたいなど、希望に沿ったキャリアアップをしっかりサポートできる制度と仕組みは弊社の強みです。ですので、「こんな薬剤師になりたい!」という夢や希望をきっと叶えられると思います。
何より、個々人の「やってみたい!」という前向きな気持ちをサンプラザ薬局では大事にしています。「薬剤師として何をしたらいいかは分からないけど頑張りたい!」また、失敗を恐れず、まずは何でもやってみるというチャレンジ精神は大歓迎です。
今後の目標をお聞かせください。
個人的な目標は“後輩の手本”であり続けることです。もともと病院内の薬局に所属していたのですが、その時の薬局長が非常に尊敬できる方でした。その方に聞けば何でも答えていただき、困難に直面しても安心して取り組むことが出来ました。“心強さ”は何にも代えがたい安心感につながります。私自身が最前線を走り続けることで、次に続く後輩達が安心してチャレンジ出来る“心強き希望”であり続けたい──それが今の目標です。
会社としての目標は、みんなが一丸となってひとつの目標に向かえる環境作りです。地域毎に求められる薬局の役割は、時とともに変化しています。だからこそ、各薬局の地域性を活かした主体的な運営が求められるのですが、最終的にはサンプラザ薬局としての共通目標を、足並みを揃えて目指したいですし、その環境整備が必要です。その中で、全員が楽しくやりがいを持ってチャレンジできる環境を、私は作り続けたいですね。